♣ロシアの独裁者でありルシファーに魂を委ねたプーチンが、ウクライナ侵略という暴挙に出ました。プーチンの本当の狙いは、この地球上にある3割以上のチェルノーゼムと呼ばれる肥沃な黒土(くろつち)を有するウクライナの支配と、そこに暮らす人々の清らかな魂の根絶にあります。つまりロシアに従わなければ命の保証はできないと言っているのです。ウクライナの人々は、1932年から1933年にかけて、スターリンによって小麦を収奪され引き起こされた大飢饉「ホロドモール」を決して忘れていません。彼らにとってパンは命の象徴であり、伝統的な儀式に使われることも多いため、神聖な存在と捉えられています。もし、祖国がプーチンに支配されてしまうと、全世界の小麦の3割以上を支配する巨大な悪の帝国ができることを知っています。ウクライナの勇敢な人々は、最後まで命をかけてプーチンの軍に抵抗するでしょう。
♣敬虔なカトリックであるミレニアム・ベーカリーの店長は、ウクライナから京都へ避難してきた人々のために「コラーチ」というパンの試作販売を考えました。ウクライナの「コラーチ」作って、避難した人たちに食べてもらうと同時に「商品化」を目指すプロジェクトです。「コラーチ」は、ウクライナでは結婚式やお祝いなどの様々なイベントで愛されるパンで、伝統的にクリスマスイブにも家庭で食されています。編み込み成形などが手間で、おそらく大手のパンメーカーは絶対に作りたくないでしょう。ミレニアム・ベーカリーは街の小さなパン屋として少しでも避難民の人々に喜んでもらえることを願っています。
♣京都市はキーウ市と姉妹都市であるため、避難民の受け入れを表明していますが、残念ながら京都市自身が深刻な財政上の問題を抱えており、戦争の長期化とともに、支援の多様化と継続性の担保が問題になると思われます。とりわけミレニアム・ベーカリーが計画しているようなパンの提供は、センシティブな問題もあり市も関心がありません。当店単独の力では限界があり、京都市とのブリッジや支援プロジェクトなどにご協力していただけるボランティアを募集致します。